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スバル新型フォレスター 2.5 L NAエンジンより2.0 L ハイブリッドのほうが燃費が悪い理由

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ぼんじり

新型フォレスターが発表されましたね

いろいろ調べてみた結果

ぼんじり

ハイブリッドモデルのほうが燃費が悪いやんけ!

 

と思ったので、その理由について考えてみました

 

ぼんじり

今回は新型フォレスターについてご紹介しながら、気になった点について調べた結果を説明させていただきます

 

 

 

新型フォレスターの特徴

今回の新型フォレスターでは2.5 L直噴エンジンモデル2.0 L直噴エンジン+13.6馬力のモーターを搭載したハイブリッドモデルが設定されています。

どちらのモデルにもフルタイム4WDとリニアトロニック(チェーン式CVT)が組み合わされています。

 

新たに「e-BOXER」と名付けられたハイブリッドシステムはXVに搭載されていたハイブリッドシステムのリファインかと思いますが、従来型とはどうちがうのか気になりますね。

 

ぼんじり

さらに気になるのがハイブリッドモデルの立ち位置

 

メーカーのニュースリリースでは以下のように記されています。

2.0リッター直噴NA水平対向エンジン+電動技術=「e-BOXER」を新採用。リチウムイオンバッテリー採用に伴い、SI-DRIVEの制御を変更。モーターが力強くパワーアシストすることで、ガソリン車を上回る力強い加速性能を発揮する設定としました。

 

ぼんじり

なんとハイブリッドモデルは排気量が上のコンベモデルよりも加速性能が高いとのこと

 

加えて燃費の数値が以下のように、シチュエーションによってはコンベモデルがハイブリッドモデルの燃費数値を上回る時があります。

 

「プレミアム」グレード(2.5リッター)

・JC08モード    14.6km/L

・WLTCモード   13.2km/L  

– 市街地モード      9.6km/L  

– 郊外モード         14.6km/L  

– 高速道路モード   16.4km/L

 

「アドバンス」グレード(ハイブリッド)

・JC08モード    18.6km/L

・WLTCモード   14.0km/L  

– 市街地モード     11.2km/L  

– 郊外モード        14.2km/L

– 高速道路モード  16.0km/L

 

ぼんじり

ハイブリッドの方が燃費が悪いとは、世間的な印象と真逆の結果ですね

続いてこういった結果になった原因について、私の考えを紹介させていただきます

 

スバルハイブリッドシステム構成としての特徴

ぼんじり

まずはハイブリッドのシステム構成を見てみましょう

スバルハイブリッドシステム(仮)概略図

 

これがスバルハイブリッドシステム(名称仮)の構成図です。

作図にあたってはこちらの記事を参考にさせていただきました。

 

これはXVに搭載されているハイブリッドシステムの構成図です。

新型フォレスターにはハイブリッドシステム「E-BOXER」が搭載されていますが、XVハイブリッドのシステムがベースであることが予想されますし、制御プログラムを刷新して今までなかったシステム名称を新たにつけたくらいで構成は大きく変わりないかと思います。

今回はこの構成であることを前提として論じさせていただきます。

新しい情報が入ったら更新させていただきます。

 

ぼんじり

続いてシステムの特徴紹介です

 

メリット

・既存の構成からの変更点が少ない

→ 開発リソース、重量増、コスト増の抑制

モーターアシストの効率がどの速度域でも比較的高い

→モーター出力がトランスミッションを通して出力されるため

・モーターだけの走行、停車中の発電が可能

 

デメリット

・CVT自体の伝達ロスが大きい

 

所見

ハイブリッドシステムを作る際に、既存の強みを活かしながら+αとして機能させる

優等生的に丁寧に穴を埋めていくとこういった構成にたどり着きますね

 

なるべく回転数を低くして使いたいモーターのために、モーター出力もトランスミッションを介して出力

→これによりモーターアシスト可能な速度領域を拡大、効率アップ

クラッチによる伝達経路切り替えにより、モーターのみの走行、停車時の発電を可能に

既存の水平対向+4WDのレイアウトにポン付けする程度で搭載可能

→スバル自慢の運動性能はそのままにハイブリッドの機能がプラスできる

 

などなど適当に殴り書きましたが

構成としては無駄な構造を省いてデメリットを少なくしておきながら、ハイブリッドの本懐であるエネルギー回収と回収エネルギーの再利用という点はしっかり抑えているところが非常に優等生的ですね。

 

CVTの伝達ロスはシステム自体のデメリットというよりかは、どうしても回避できない仕方のないものです。

スバルのCVT、リニアトロニックは現在主流になっているベルト式のCVTとは異なり、チェーン式のCVTです。

チェーン式のCVTでは一般に高速域での伝達ロスが大きくなるベルト式とは逆で、低速域における伝達ロスが大きく、高速域になるにつれ伝達効率が上がるという特徴を持ちます。

 

この高速域が得意なトランスミッションと、全速度域でのエネルギー効率に優れたシステム構成の採用により

スバルのハイブリッドは高速域では燃費が特に良くなることが予想されます

 

しかしながら

前述の通り新型フォレスターでは2.0 Lハイブリッドモデルより2.5 Lガソリンエンジンモデルのほうが郊外モード、高速道路モードで燃費数値が高くなっています。

 

ぼんじり

これはどういった理由によるものなのでしょうか?

 

ハイブリッドの燃費が悪化する理由

ぼんじり

3つの理由を考えました

・モーター出力が低い

・システム搭載による重量増

・エンジン性能の差

 

コンベモデルになくて、ハイブリッドにあるものが高速走行では機能していないのではないかという方向で考えました。

 

そうなると一番に上がるのがモーター、バッテリーの機能です。

モーターのスペックは13.6馬力、6.6kgf・mとかなり性能が低いですね。

いくらトランスミッションを介して十分な性能が発揮される領域を拡大しているとはいえ、そのものが持っているパフォーマンス以上のはたらきはできません。

高速走行域ではモーターアシストができないとなると、ハイブリッドシステムはただの重りとしてしか機能しません。

 

スペック上ではハイブリッドモデルはコンベモデルに比べ100 kg重い

加えてその重りを動かすためのエンジンの性能もコンベモデルよりも低い。

 

コンベモデルがより低回転で、もしくはミラーサイクルを用いたりなどして燃費を高められるような低い走行負荷の状況でも、

ハイブリッドモデルでは重量増に加えてエンジン性能の低さによって、コンベモデルよりも走行負荷が高くなっている可能性があります。

となると、燃費にかなり影響してくるのではないでしょうか。

 

あとはスペック表ではわからないところですがちょこっと触れておきます。

冒頭でハイブリッドモデルはスポーツグレード、パフォーマンスモデルのような立ち位置であると書きましたが、ハイブリッドモデルは制御プログラムが燃費重視ではなくパフォーマンス重視の設定になっている可能性が高いですね。

i-DCDの記事でも書きましたが、ハイブリッドシステムはギリギリを攻めた燃費重視の制御プログラムを組むと不具合が出たりするので、多少余裕をもったエネルギーマネジメントをさせているのでしょう。

 

それをパフォーマンスモデルとアピールすることで燃費を求めてハイブリッドを買う人間を遠ざける。

顧客を選別するために使っているのではないでしょうか。

そこまで見越しての宣伝ならすごいですね…

今後のスバルに期待です。

 

まとめ

この記事に書いていることはあくまでも私の個人的な考えです。

間違っていることもあるかと思います。

新しい情報が入りしだい更新していきたいと思っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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