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ホンダ Sports Hybrid SH-AWDとは 構造・特徴・搭載車種を解説

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次期フィットハイブリッドがi-MMDを搭載することが濃厚になってきましたね。

 

あかべこ
あかべこ
現行のフィットハイブリッドに搭載されているi-DCDはどうなるの

あかべこ
あかべこ
もしかして廃止になるのかな 

 

などの考えが浮かびますが、i-DCDの今後を考える上で注目しておかなくてはならないのがホンダのハイブリッドシステムSports Hybrid SH-AWDです。

今回はSports Hybrid SH-AWDについて解説させていただきます。

 

Sports Hybrid SH-AWDとは

Sports Hybrid SH-AWDはホンダが開発したハイブリッドAWDシステムです。

http://www.honda.co.jp/tech/auto/sh-awd/

 

SH-AWD概略図

 

 

SH-AWDはSuper Handling All-Wheel Driveの略で、その名の通りすごいハンドリング性能が売りのAWDシステムです。

システム構造はi-DCDを基本とし、エンジンとトランスミッションをフロントに搭載。

そこからさらに増えた2基のモーターが性能のキモとなっております

(レジェンドではリアに、NSXではフロントに2基のモーターを搭載。そのため概略図ではあえてフロント、リアの記載はしておりません)

 

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ぼんじり
ぼんじり
「クラストップレベルの燃費性能・圧倒的な加速性能・意のままのハンドリング性能」

目標に開発されたホンダのハイエンドハイブリッドシステム!

ということで、ただi-DCDにモーターを付け足しただけのAWDシステムかと思いきや、それだけでは終わらないホンダらしい工夫が凝らされています。

では、そんなSH-AWDの特徴とは?詳しく説明させていただきます。

 

SH-AWDの特徴

・±トルクの前後左右トルクベクタリングが可能

・状況に応じてFWD、RWD、AWDを切り替えられる

 

SH-AWDの特徴はなんといってもモーター式AWDによる四駆性能の高さ

詳しいモーター式AWDの特徴はこちら↓

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3基のモーターによってレスポンス良く、最適な前後左右のトルク配分を行えるようになったため、日常的な性能とスポーツ性能の両方を高い次元で実現

ぼんじり
ぼんじり
個人的には現行のAWDシステムの中で最も優れているシステムなのではないかと思っています。

 

SH-AWDと似た形式のモーター式AWDシステムとしてはトヨタのE-Fourがありますが、あちらは前後のトルクベクタリングしかできない、回生は前輪のモーターでしか行わない、基本的にはFWDとAWD走行しか出来ないといった点で異なります。

 

±トルクの前後左右トルクベクタリングが可能

今までブレーキなどの抑制方向(マイナストルク)でしか行われていなかったトルクベクタリングが

ぼんじり
ぼんじり
モーターの搭載により促進方向(プラストルク)にも可能になりました。

これにより四足歩行の動物のように四輪がそれぞれ走る、曲がる、止まるための力を生むようになります。これはまさにスーパーハンドリングでしょう。

 

前後左右方向の挙動を制御できるということは車体の安定性維持に大きく関わってきます。

減速時、加速時、コーナリング時など車体の挙動を変化させる際には車体が不安定になりがちです。トルクベクタリングはそんなときに安定した走りを実現するために使われています。前後トルクベクタリングは加減速時の車体安定性向上、左右トルクベクタリングは旋回性能の向上に使われています。

SH-AWDのトルクベクタリングはモーターがキモになっていますが、モーターはエンジンに比べ応答速度が速く、出力の制御をより精密に行うことが出来ます。そのためSH-AWD搭載車はそれらの安定して走らせるはたらきをより緻密に、運転手もわからないところでやってくれます。

状況に応じてFWD、RWD、AWDを切り替えられる

モーターによる精密で鋭敏なトルク配分は路面状況や走行状況に応じて、どの駆動方式で走るのかさえも選べてしまうんです。

 

たとえば発進時には加速により重心が後方に移動することもあり、後輪モーターのみで走行します(RWD)。加速時や車輪のスリップを感知した際にはAWD、高速での一定速度走行では直進安定性を増すためFWDに切り替えたり…と路面状況や走行状況に応じて駆動配分を賢く切り替えるのがSH-AWDの特徴のひとつですね。

加えて前後配分のみならず左右のトルク配分も大きく変動させられる点も合わせるとこのシステムの利便性は格段に大きくなります。

 

などなど既存のAWDシステムとしてもハイブリッドシステムとしても優秀なSH-AWDですが、一体どんな車種に搭載されているのでしょうか。

ぼんじり
ぼんじり
続いては搭載車種とその展望についてです。

搭載車種と今後の展望

SH-AWDの搭載車種

冒頭のアイキャッチ画像にもなっているホンダのフラッグシップセダンのレジェンド

ホンダがお送りするスーパースポーツNSX

ホンダブランドでは以上です

あとはホンダのハイエンドブランド アキュラからMDX・TLX・RDX

といったところです

 

日本で手に入るのは納車2年待ちのNSXを除くとレジェンドのみになりますね。

非常に優れたシステムなのですが高価な車両にしか搭載されていない上、搭載車種が少ないとなると良さも市場には浸透しづらいですね。

でも、今後のホンダはSH-AWDの搭載車種を増やしていくものだと考えられます

 

その背景としては今回の次期フィットハイブリッドがi-DCDではなくi-MMDになるといったことがあります。今後については要検討とのことですが、i-DCDは走りと燃費の両立を図った素晴らしいシステムなのでこのまま終わるには惜しい技術です。

 

けれども以前の記事でも書きましたがi-DCDの売りである燃費と走りの良さを両立するのは困難です。

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そこで注目すべきなのがこの記事でご紹介させていただきましたSH-AWDとの共通性。SH-AWDはi-DCDとシステムを共有しているため、より走りに特化させたi-DCDベースのハイブリッドシステム=SH-AWDとして開発を進め、世間にアピールすることで、i-DCDの持つリコールの悪評を払拭し、商品価値をさらに高めた上で世間にお披露目できる。

こういった旨味が得られるのではないかと思います。

よってi-DCDとしての発売はなくなったとしてもi-DCDの技術的な熟成はSH-AWDとなってこれからも進んでいくことでしょう。そのためにも今後はSH-AWDの搭載車種をアキュラやハイエンドモデルを始めとして展開、後々はアコードにも搭載するのではないかと考えております。

 

まとめ

後半はただただぼんやりとした考えを書きなぐってしまいました。

しばらくしたらまた加筆修正します。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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